1月15日 飛騨古川 三寺まいり

 | 

毎年1月15日は、飛騨古川の街中は幻想的な雰囲気に。

浄土真宗の三つのお寺、円光寺、真宗寺、本光寺をお参りする「三寺まいり」です。

親鸞聖人のご遺徳を偲び、200年以上も前から続く伝統風習です。

かつて、長野県との県境の「野麦峠」を超え、岡谷の製糸工場に出稼ぎに行った飛騨の娘たちは、

帰郷したこの時期に着飾って出かけ、男女の出会いにもなったことから、

「嫁の見立ての三寺まいり」と飛騨古川の小唄にも唄われ、

縁結びを願う風習としても知られるようになりました。

街中には、雪で作った大ろうそくが立ち並び、

瀬戸川では、千本ろうそくや灯籠流しが行われます。

また、各お寺の本堂では読経が行われ、大きな和ろうそくが堂内を照らします。